メニュー表を刷ろうと調べてみると、選べるものがずらりと出てきます。
大きいサイズか、小さいサイズか。
つるつるの紙か、ざらっとした紙か。
水に強くする加工は、要るのか。
どれから決めればいいのか、迷いますよね。
先に、この記事の結論として、
メニュー表の大きさと紙は、どう置いて、どう使うかを先に決めると、絞れます。
どう置いて、どう使うかは、たとえばこんな分かれ方です。
- テーブルに置きっぱなしにする
- お客様に渡す
- 壁に貼り出す
大きさなら、ネット印刷のパプリ by ASKUL では、A4がメニューでいちばん定番で人気のサイズ。
A5はドリンクなど文字だけのメニューに、A3は写真や絵の入ったメニューに向いています。
記事の中ほどにある焼肉店のメニューブックは、WHiTE Focus が実際に作ったものです。
ページをめくって、形を選ぶときの見本にしてみてください。
- まず決めるのは、どう置いて、どう使うか
- 形は、1枚もの・折りもの・冊子から選ぶ
- 大きさは、置き場所に収まるかで決める(標準サイズの寸法つき)
- 紙は、手ざわり・つや・色で比べる
- 水と汚れに強くする加工は、種類で仕上がりの大きさが変わる
- 頼むときに伝えること(お見積もり例と期間の目安つき)
最初に決めるのは
「どう置いて、どう使うか」

形も大きさも紙も、決める手がかりはお店の中にあります。
置き方と使い方で、合う形や大きさが変わります。
テーブルに置きっぱなしか、
手に持って見るか
テーブルに置きっぱなしなら、置く場所に収まる大きさが目安です。
手に持って見てもらうなら、持ちやすい大きさが目安になります。
お客様に渡すか、貼り出すか
席でお客様に渡すメニューは、手元で読むもの。
入口や壁に貼り出すメニューは、離れた所から見るものです。
だから、手元で読むものより大きいサイズが候補になります。
パプリ by ASKUL の標準サイズでは、いちばん大きいA3が目安です。
席の数や品数はお店ごとに違うので、寸法より先に、どこに置いて、どう使うかを決めておきましょう。
形は品数と見せ方で3つから選ぶ

置き方が見えてきたら、次は形です。
形は、大きく3つに分けると選びやすくなります。
目安になるのは、品数と見せ方。
1枚もの

ドリンクだけ、ランチだけのように載せるものが少ないときや、日替わりで中身を変えたいときは、1枚ものが候補です。
二つ折り・三つ折り

1枚の紙を折って、使える面を増やす形です。
二つ折りは、ふつうのメニューでよく使われる形。
三つ折りは、1つの面を内側に巻き込むように折る形(巻き三つ折り)です。
面が多いので、フードとドリンクのように項目を分けて載せたいときや、品数が多いときに向いています。
折ってできるそれぞれの面を「ページ」と数えると、二つ折りは4ページ分、三つ折りは6ページ分です。
折りもののサイズは、折りたたんだあとの1つの面の大きさで表します。
「A4の二つ折り」なら、折りたたんだあとの面がA4の大きさです。
冊子

品数が多いときや、1品ずつしっかり見せたいときは、冊子が候補になります。
たとえば、WHiTE Focus が作った焼肉店「煙火(エンビ)」様のメニューブックは、こんな冊子です。
表紙には白い文字で店名が入り、中のページには写真と品名と価格が並ぶつくりです。
WHiTE Focus のメニュー表の印刷代は、実費です。
金額は、次のもので変わります。
- 形(1枚物・二つ折り・冊子など)
- 部数
- 紙質
- 加工
そのほかの形が気になるときも、お気軽にご相談ください。
大きさは、置き場所と載せる量で決める

形が決まったら、大きさを決めましょう。
パプリ by ASKUL の標準サイズを、折らない1枚ものの大きさで並べると、こうなります。
| サイズ | 寸法 | 特徴 |
|---|---|---|
| A5 | 148×210mm | A4の半分。小さいので、ドリンクなど文字だけのメニューに向く |
| B5 | 182×257mm | A4より一回り小さい。ノートや雑誌によくある大きさで、手に取りやすい |
| A4 | 210×297mm | メニューでいちばん定番で人気。そのままでも、ファイルに入れても使える |
| A3 | 297×420mm | A4の2倍。印刷できる面が広いので、写真や絵の入ったメニューに向く |
置き場所に収まるか、先に確かめる
定番のサイズでも、置き場所に収まらなければ使えません。
メニューを置く場所に、A4のコピー用紙を置いてみてください。
収まれば、そのサイズが使えます。
はみ出すなら、A4より小さい、手に取りやすいB5や、さらに小さいA5が候補です。
載せる量で選ぶ
ドリンクなど文字だけのメニューなら、A5が向いています。
写真や絵を大きく入れたいなら、面が広いA3です。
品数が多いときは、1枚に詰め込まず、折りものや冊子も考えましょう。
紙は「手ざわり・つや・色」の
3つで見る

次は紙。
名前を見ただけでは、違いが分かりにくいものです。
紙は、見る所を3つに絞ると、違いが見えてきます。
パプリ by ASKUL の紙をタイプごとに分けると、下の表のようになります。
| 紙のタイプ (手ざわり・つや・色) | 特徴 |
|---|---|
| 紙のタイプ 手ざわり・つや・色 | 特徴 |
| 上質紙 さらっと・白 | コピー用紙やノートと同じような紙で、ペンで書き込みやすい |
| マットコート しっとり・つや消し・白 | つや消しの加工がしてあり、落ち着いた見た目。高級感のあるメニューにぴったり |
| 光沢紙 つるつる・光沢・白 | いちばん一般的な紙。表面がなめらかなので、表面の加工やパウチ加工(紙をフィルムで包む加工)に向く |
| パール系 すべすべ・パール加工・白パール系 | 両面にパール加工をした高級感のある紙で、写真ととてもよく合う |
| 和紙のような 風合い ざらざら・白 | 和紙のような白い繊維が特徴の紙で、和食店や居酒屋におすすめ |
| クラフト系 さらっと・ブラウン | 茶色いクラフト系の紙で、白黒の印刷ととても相性がいい |
この表の特徴は、紙をフィルムで覆う加工(PP加工やパウチ加工)をすると、一部変わることがあります。
たとえば、つや消しのマットコートも、つやのあるフィルムをかけると、つやが出ます。
和紙のような風合いの紙
和紙のような雰囲気を出したいなら、表の「和紙のような風合い」の紙が近いでしょう。
本物の和紙ではなく、和紙のような白い繊維が特徴の印刷用の紙です。
手ざわりはざらざらで、和食店や居酒屋に向いています。
水と汚れに強くする加工は、
種類で仕上がりの大きさが変わる

最後は加工です。
飲食店のメニュー表なら、汚れや濡れに強くする加工がおすすめです。
加工には、紙の両面にフィルムを貼るPP加工と、紙全体をフィルムで包むパウチ加工があります。
こうした紙をフィルムで覆う加工を、ラミネート加工と呼ぶこともあります。
違いは、透明な縁(ミミ)が付くかどうかと、仕上がりの大きさです。
加工する前の大きさを「印刷サイズ」、
加工したあとの大きさを「仕上がりサイズ」と呼びます。
| PP加工 | パウチ加工 | |
|---|---|---|
| 透明な縁 (ミミ) | 付かない | 周りに3mmの透明な縁と、丸い角が付く |
| 仕上がりの 大きさ | 印刷サイズと同じ | 印刷サイズより、上下左右に3mmずつ大きくなる |
| 特徴 | つやのあるクリアPPは、水に強く、長持ちします。つやを抑えたマットPPは、長持ちして、見た目がやさしくなります。 | 紙全体を包むので、水に強く、長持ちします。 |
水への強さでは、パウチ加工がPP加工より上。
水への強さを優先するなら、パウチ加工。
ミミを付けず、大きさも変えたくないなら、PP加工が候補です。
3mmという数字は、パプリ by ASKUL の場合です。
ほかの印刷会社なら、頼む先の説明を見ておきましょう。
置き場所には、加工をかけた
あとの大きさで収まるか確かめる
パウチ加工にすると、仕上がりは印刷サイズより少し大きくなります。
置き場所やファイルに入れて使うなら、加工したあとの大きさで収まるか確かめてください。
決める順番では、加工は最後です。
ただ、大きさを確かめる段階でパウチ加工にするかを頭に入れておけば、サイズを決め直さずに済みます。
二つ折り・三つ折りにするときの注意
気をつけたいのは、次の2つです。
パウチ加工をした折りものは、折って手を離すと、少し開いてしまいます。
折り目に色を一面に塗った部分(ベタ面)があると、パウチがはがれることもあります。
折り目には、ベタ面を置かないようにしましょう。
少し開くのが気になるなら、PP加工も候補です。
焼肉店のように、卓上で熱や油がかかるお店なら、下の記事にも目を通してみてください。
熱と油に合わせた形と加工の選び方が分かります。

頼むとき、相談で伝えること

では、頼むときには何を伝えればいいのでしょうか。
WHiTE Focus に頼むと、最初のヒアリングで、次のようなことを伺います。
- 制作物(メニュー表)の目的や、ターゲット(届けたい人)
- ご希望のテイスト(見た目の感じ)
- サイズや点数
- 希望納期など
このうち「サイズ」は、ここまで見てきた大きさの話です。
参考イメージ(好きなデザイン例)や、現在のお悩み・課題があれば、あわせて伝えると、方向性のズレを防げます。
サービスのページでは、デザインから印刷の手配、納品までまとめて頼めて、紙質や加工の相談もできます。
WHiTE Focus で選べるサイズ・紙・加工と、紙や加工を変えたときの金額は、相談のときに確かめてください。
費用は、料金表のお見積もり例を見るとイメージしやすいでしょう。
- 8ページ・10部(厚紙・製本込)
- デザイン費は28,000円
- 印刷代は約5,000円(実費)
- 総額目安は33,000円前後(税込)
メニュー表ができあがるまでの期間は、ページ数にもよりますが、一般的なものであれば印刷まで含めて3週間〜4週間程度です。
頼む先をまだ決めていない方は、先にこちらを読んでおくと比べやすくなります。
相場の見方と、頼む先の選び方をまとめた記事です。

担当するデザイナー
WHiTE Focus のメニュー表は、臼田さんが担当しています。
よくある質問
A4サイズの
メニューブックはありますか?
あります。A4は、印刷会社のパプリ by ASKUL でも標準サイズに入っていて、メニューでいちばん定番で人気のサイズです。WHiTE Focus に頼むときは、ヒアリングで「サイズ」を伺います。
メニュー表のPP加工と
パウチ加工は何が違いますか?
違いは、透明な縁(ミミ)が付くかどうかと、仕上がりの大きさです。PP加工は縁が付かず、大きさも変わりません。パウチ加工は周りに透明な縁が付き、上下左右に3mmずつ大きくなります。どちらも、ラミネート加工と呼ぶこともあります。
和紙のような紙で
メニュー表は作れますか?
和紙のような風合いの用紙を選べる印刷会社があります。たとえばパプリ by ASKUL には、和紙のような白い繊維が特徴の紙があり、和食店や居酒屋に向いています。
少部数でも頼めますか?
はい。WHiTE Focus の料金表では、10部からの少部数にも対応しています。
紙質や加工も相談できますか?
はい。サービスのページでは、紙質や加工の相談もできます。
まとめ
では、実際のお店に当てはめると、どうなるのか。
- 置き方は、テーブルに置きっぱなし
- 形は、品数が少なく、日替わりで中身を変えたいなら、1枚もの
- 大きさは、置き場所に収まるかを、紙を置いて確かめる(パウチ加工なら、加工したあとの大きさで)
- 紙は、和食店に向く、和紙のような風合いの紙
- 加工は、水への強さを優先するならパウチ加工、ミミを付けず大きさも変えたくないならPP加工
- メニュー表の大きさと紙は、どう置いて、どう使うかを先に決めます。順番の一例は、置き方 → 形 → 大きさ → 紙 → 水と汚れに強くする加工
- 形は、1枚もの・折りもの・冊子の3つ。二つ折りは4ページ分、三つ折りは6ページ分の面が使えます
- 大きさは、置き場所に収まるかで決めます
- 紙は、手ざわり・つや・色で比べます。和紙のような風合いの紙もあります
- 加工は最後でも、置き場所には加工したあとの大きさで収まるかを確かめます。パプリ by ASKUL では、パウチ加工をかけると、仕上がりは印刷サイズより上下左右に3mmずつ大きくなります
- 頼むときは、ヒアリングで「サイズ」や希望納期なども伺います。参考イメージがあれば、あわせて伝えると、方向性のズレを防げます
続けて知りたいことがあれば、下のページと記事も見てみてください。













