「リスティング広告って、結局毎月いくらかかるの?」
調べても出てくるのは会社向けの大きな金額ばかりで、1店舗の規模の答えがなかなか見つかりません。
少ない予算で始めて意味があるのかも、分からないままです。
先に、この記事の結論として、
- 広告の予算は、月3〜10万円から始める店舗が多い(あくまで目安)
- 毎月出ていくのは、広告費に消費税と、頼むなら手数料を足した額
- 自分の店の予算は、新しいお客様1人にいくらまで払えるかから決める
- 少額で試すのは、結論を出す期間ではなく、自分の店の1件あたりの費用を取る最初の一歩(その数字で、続ける・増やす・やめるを決める)
金額を決めるのは相場ではなく、自分の店の数字です。
群馬県太田市の接骨院の実例(月の広告費6万円・問い合わせ月5〜7件)も、計算のしかたと一緒に載せます。
- リスティング広告を考えているが、毎月いくらかかるか分からない店主
- 少ない予算で始めてよいか、自分の店の数字で決めたい方
- 代理店の見積もりが高いか安いかを、合計で判断したい方
- すでに大きな予算で運用していて、配分を見直したい方
- 全国に商品を届けるネットショップの方
- 店舗のリスティング広告の費用の目安と、毎月出ていくお金の合計
- 1クリックの値段と、月の請求額が決まる仕組み
- 自分の店の数字から予算を出す4つのステップ
- 群馬県太田市の接骨院の実例(広告費と問い合わせ数)
- 自分で運用するか、代理店に頼むかの判断のしかた
- 少ない予算で無駄を出さない5つのポイント
リスティング広告の費用は月いくら? 店舗の目安

目安の金額は1つの幅で言えますが、実際に毎月出ていくお金は、その金額より多くなります。
店舗は月3〜10万円から始めるところが多い
リスティング広告の予算は、店舗なら月3〜10万円から始めるところが多いです。
これは、群馬の店舗向けにリスティング広告を運用している WHiTE Focus が、サービスページで目安として出している幅です。
ただし、業種・エリアの競合・営業時間・単価(客単価や回数券、コース)によって、ちょうどよい額は変わります。
月3〜10万円は「多くの店が始める額」で、「この額なら成果が出る」という額ではありません。
自分の店がこの幅のどこに入るかは、このあとの4つのステップで出せます。
1日に直すと、約1,000〜3,300円です。
月の額を30.4で割ると出ます(30.4は1か月の平均日数。くわしくは次の「費用の仕組み」で)。
毎月出ていくのは「広告費+消費税+手数料」
月3〜10万円は、広告に使う予算の目安です。
| 自分で運用する | 代理店に頼む | |
|---|---|---|
| 広告費 | 自分で決めた予算まで | 自分で決めた予算まで |
| 消費税 | 広告費の10% | 広告費の10% |
| 手数料 | 0円 | 代理店の料金による(広告費の何%か、毎月決まった額か、など) |
| ほかに確かめること | 運用にかける自分の時間 | 手数料が税込みか税別か、初期費用、最低契約期間 |
Google の説明では、日本では Google 広告の売り上げに10%の消費税がかかります。
たとえば広告費が月3万円なら、消費税の3,000円が加わって、合わせて33,000円です。
代理店に頼むと、ここに手数料が加わります。
手数料が税込みか税別かは、見積もりの段階で確かめておきます。
見積もりを比べるときは、広告費の額ではなく、毎月出ていく合計で比べます。
業種で変わる「問い合わせ1件あたり」の目安
予算を考えるときに一番効いてくるのは、問い合わせを1件取るのにいくらかかるかです。
WHiTE Focus の広告費シミュレーター(2026年10月時点)では、業種ごとに次の目安を置いています。
| 業種 | 問い合わせ1件あたりの目安 | 月5件なら | 月10件なら |
|---|---|---|---|
| 整体院・サロン | 4,000〜7,000円 | 約2〜3.5万円 | 約4〜7万円 |
| 飲食店 | 1,500〜3,000円 | 約7,500円〜1.5万円 | 約1.5〜3万円 |
| クリニック | 20,000〜40,000円 | 約10〜20万円 | 約20〜40万円 |
表に無い業種や、どの行に入るか迷う業種は、近いものを使い、④で自分の店の数字に置き換えてください。
この金額はあくまで目安で、実際の費用はクリック単価、サイトの質、競合の強さ、エリア、サービスの価格帯などによって変わります。
1件あたりの費用は、「クリック単価 ÷ 成約率」で決まります。
成約率は、ページを見た人のうち問い合わせる人の割合です。
クリック単価が150円で、100人に3人が問い合わせる(成約率3%)なら、150円 ÷ 3% = 5,000円が1件あたりの費用です。
業種で差が出るのは、クリック単価と成約率が業種ごとに違うからです。
- 整体院・サロン|競合が多いエリアでは、クリック単価が高くなりがち
- 飲食店|客単価が低いぶん、クリック単価も比較的安い
- クリニック|単価が高いので競争が激しく、費用も高くなりやすい
同じ業種でも、都市部か地方か、競合がどれだけ強いかで変わります。
広告費が月3万円なら、問い合わせの数のおおよそは次のとおりです。
整体院の目安(4,000〜7,000円)なら約4〜7件(30,000円 ÷ 7,000〜4,000円 ≒ 4.3〜7.5件)
後半の接骨院の実例の単価(約8,600〜12,000円)なら約2〜3件(30,000円 ÷ 12,000〜8,600円 ≒ 2.5〜3.5件)
どちらも、端数を切り捨てた計算値です。
費用の仕組み|クリックされた分だけ払う

目安の金額がこうなる理由は、Google 広告の払い方の仕組みにあります。
予算を決めるのに知っておきたいのは、次の3つです。
表示されるだけなら0円
リスティング広告は、広告がクリックされたときに料金がかかる仕組みです。
Google の例では、広告が表示された100人のうち3人がクリックした場合、払うのは3回分だけです。
残りの97人は表示されただけなので、料金がかかりません。
お金が出ていくのは、広告を見て店のページを開いた人の分だけです。
1クリックの値段は、入札と広告の質で決まる
手動で入札する場合は、1回のクリックにいくらまで払うか(上限クリック単価)を、広告を出す側が自分で決めます。
実際に払う額は、ほとんどの場合この上限より安くなります。
Google 広告のオークションでは、1つ下の順位の広告を上回るのに必要な最低限の額しか請求されないからです。
もう1つ効いてくるのが、広告の質です。
Google は、広告の品質が高いほど、一般的に1クリックの値段は低くなると説明しています。
品質の目安になるのが品質スコアで、広告・キーワード・広告から開くページの品質を表します。
競合が高い単価を出していても、キーワードと広告の関連が強ければ、低い単価でよりよい位置に出せる可能性があります。
入札の細かい設定(拡張 CPC や入札単価調整など)を使ったときは、実際の額が上限を上回ることもあります。
1日の予算と、月の請求の関係
Google 広告では、予算を「1日の平均予算」で入れます。
月の請求は、この額の30.4倍を超えません。
30.4は、1か月の平均日数(365 ÷ 12)です。
- 1か月の費用の上限は30,400円(1,000円 × 30.4)
- 1日の費用の上限は2,000円(1日の平均予算の2倍)
検索の多い日は、1日の平均予算の2倍まで使われることがありますが、月の請求がこの上限を超えることはありません。
月の予算を30.4で割った額を1日の平均予算にしておけば、月の広告費はその予算の中に収まります。
その月の予算は、次の4つのステップで出します。
店舗の予算の決め方【4ステップ】

仕組みが分かったところで、自分の店の予算を出します。
使うのは、相場ではなく自分の店の数字です。
- 新しいお客様1人に、いくらまで払えるかを出す
- 自分の商圏で、月に何回検索されているかを見る
- 1件あたりの目安 × 目標件数で、月の予算にする
- 少額で数週間試し、数字で続ける・増やす・やめるを決める
① 新しいお客様1人に、いくらまで払えるか
最初に決めるのは、広告で来た新しいお客様1人に、いくらまで広告費をかけてよいかです。
ここには、線が2本あります。
- 安全な線|1回目の来店で残る利益。お客様が1回で終わっても赤字にならない額
- 上限の線|1回の利益 × 平均の来店回数。リピートまで入れた利益で、LTV(顧客生涯価値)と呼ばれます
1回の利益は、1回の売上から、その1回にかかる材料費などを引いた額です。
平均の来店回数は、1回目も含めて数えます。
LTV にはリピートがもう入っているので、「さらにリピートも見込める」と上乗せしないでください。同じ分を2回数えることになります。
どちらの線を使うかは、来店回数の記録があるかどうかで決めます。
| お店の状態 | 使う線 |
|---|---|
| 来店回数を記録していない・広告を始めたばかり | 安全な線だけを使う(上限の線は、記録がたまってから出す) |
| 来店回数の記録があり、2回目以降の来店まで回収を待てる | 2本とも使う |
記録がないまま、上限の線で予算を組まないでください。
リピートはまだ入っていないお金なので、思ったほど通ってもらえなかったとき、その差がそのまま赤字になります。
2本とも使えるなら、安全な線を「目標」、上限の線を「これを超えたら直し、下がらなければやめる線」にします。
記録がないうちは、安全な線を超えたら見直す、と決めておきます。
この線が、④で続けるかを決めるときの物差しになります。
1人にかかった費用が線とちょうど同じ額なら、黒字ではなく「とんとん」です。
利益が残るのは、線より下に収まったときだけです。
もう1つ、直しておくことがあります。
広告から来た問い合わせは、測定用のタグ(サイトに入れる小さなプログラム)で数えます。
タグで数えるのは、電話・LINE・フォームの「問い合わせ」で、来店したお客様の数ではありません。
この記事では、予約も「問い合わせ」に数えます。
問い合わせた人が全員来店するとは限らないので、問い合わせ1件に払える額は、1人に払える額より小さくなります。
問い合わせ1件に払える額 = 1人に払える額 × 来店する割合
来店する割合は、問い合わせのうち実際に来店した人の割合です。
安全な線と上限の線の両方に、この割合を掛けておきます。
来店する割合は店ごとに違うので、ほかの店の数字ではなく、自分の店の割合を使ってください。
記録がなければ、今月の電話やLINEの問い合わせのうち、何人が来店したかを数えるところから始めます。
ここまでを、仮の数字で通して出してみます。
- 1回の料金5,000円から材料費などを引いて、残る利益が3,000円 → 安全な線は3,000円
- 平均の来店回数が5回 → 上限の線は15,000円(3,000円 × 5回)
- 問い合わせの7割が来店する店なら、問い合わせ1件に払えるのは2,100円(安全な線)〜10,500円(上限の線)(3,000円 × 0.7、15,000円 × 0.7)
自分の店の数字に置き換えて、同じ順に出してみてください。
② 自分の商圏で、月に何回検索されているかを見る
払える額が出たら、次は、広告を出せるだけの検索が自分の商圏にあるかを見ます。
リスティング広告は検索されたときにだけ出るので、地域を絞るほど、広告を出せる回数そのものが少なくなります。
予算は使える額の上限なので、検索が少なければ、使い切らないまま月が終わるだけです。
そのため、②がすぐにできないときや、調べても数字が出ないときは、飛ばして③④へ進んでもかまいません。
調べるには、Google 広告の中にあるキーワード プランナーを使います。
キーワードの候補を出すなどの基本の機能を使うには、お支払い情報を入れて、アカウントの設定を済ませておく必要があります。
[ツール]メニューから[キーワード プランナー]に進み、[新しいキーワードを見つける]を選びます。
地域の欄に店のある市などを入れ、「太田市 整体」のように地域名と業種を組み合わせた語を入れます。
月間平均検索ボリュームと、ページ上部に掲載された広告の入札単価(低額帯・高額帯)が出ます。
入札単価の幅は、過去に上部に出た広告主の入札単価の幅で、払う額そのものではありません。
語をプランに入れると、推定クリック数や推定平均クリック単価などの予測も見られます(予測は、入れた予算や入札単価で変わります)。
Google は、この見積もりを参考に、入札単価と予算を決めるよう案内しています。
月間平均検索ボリュームが小さい語ばかりなら、③で出す予算を使い切れないことがあります。
見るときは、Google 自身が挙げている注意点が4つあります。
- 検索ボリュームは、おおよその数(概数)
- 狭い地域にするほど、もとになるデータが少なく、予測の精度が下がることがある
- 配信する範囲をごく狭くすると、広告が出にくくなったり、まったく出なくなったりすることがある
- 健康や金融などのデリケートなカテゴリの語や、検索がごく少ない語は、結果が表示されないことがある
数字は「だいたいこのくらい」と読み、細かい差にこだわらないのがコツです。
商圏の検索が少ないと分かったら、予算を下げるか、目標の件数を見直します。
③ 月の予算にする(1件あたりの目安 × 目標件数)
払える額が出たら、月の予算を出します。
月の予算 = 問い合わせ1件あたりの目安 × 目標の件数
始める前は自分の店の1件あたりの費用が分からないので、最初は記事のはじめの表にある業種の目安を使います。
WHiTE Focus では、目標の件数を少なめの5〜10件から始めて、サイトの改善と合わせて少しずつ増やすことをすすめています。
サイトが整っていないうちに大きな目標を立てると、費用対効果が悪くなることもあります。
たとえば整体院で目標5件なら、4,000〜7,000円 × 5件で約2〜3.5万円です。
目標10件なら、約4〜7万円になります。
出した額は、前の2つのステップで確かめます。
- 1件あたりの目安が、①で出した線(問い合わせ1件あたりに直したもの)の内側に収まっているか
- 月の予算を、②で見た商圏の検索で使い切れるか(②を飛ばしたときは、④で使い切れているかを見る)
目安は幅なので、高いほうと低いほうの両方を、①の線と比べます。
| 目安の幅と、①の線 | どうするか |
|---|---|
| 幅の高いほうでも、安全な線の内側に収まる | このまま進めてよい |
| 幅の低いほうでも、上限の線を超える(上限の線がまだ無い店は、安全な線を超える) | 予算より先に、ページと問い合わせのしやすさを直す |
| どちらでもない(線が幅の中にある、または幅が2本の線のあいだにある) | ④で自分の店の数字を取ってから決める |
幅の低いほうでも線を超えるときは、目標の件数を減らしても、1件あたりの費用は下がりません。
同じ広告費でも、サイトの質や問い合わせのしやすさ(電話・LINE・フォーム)で結果は大きく変わります。
①の仮の数字の店を、整体院の目安(4,000〜7,000円)と比べると、次のとおりです。
安全な線2,100円 → 幅の低いほう(4,000円)でも超える
上限の線10,500円 → 幅の高いほう(7,000円)でも内側
どちらでもないので、④で自分の店の数字を取ってから決めます。
月の予算が決まったら、30.4で割った額を1日の平均予算に入れます。
④ 少額で数週間試し、数字で続ける・増やす・やめるを決める
予算が決まっても、最初からその額で走らせる必要はありません。
Google も、少額から始めて、毎日成果を確かめるよう勧めています。
WHiTE Focus も、最初は小さくテストして、伸びる形にお金を集めるやり方を基本にしています。
始める前の予算は業種の目安で出したものなので、最初の数週間は「自分の店の1件あたりの費用」を取る期間と考えます。
うまくいく形(キーワード・広告文・広告から開くページ・計測の組み合わせ)が固まるまでは、2〜6週間を見ておくと現実的です(WHiTE Focus の目安)。
件数が少ないうちは、1件増えるか減るかで1件あたりの費用が大きく動くので、最初の1〜2週間だけで決めきらないようにします。
1〜2週間の短い期間でも、商圏に検索があるか、クリックが来るか、問い合わせを数えられているかは見えてきます。
ただ、落ち着いた問い合わせ1件あたりの費用は、まだ決まりません。
試している間は、問い合わせと来店を分けて数えます。
- 問い合わせの件数|サイトに入れた測定用のタグで数える(どの広告から来た人かも分かる)
- 来店した人数|問い合わせのうち実際に来た人を、店の予約や受付の記録と突き合わせて数える
実際の問い合わせ1件あたりの費用 = その期間の広告費 ÷ 問い合わせの件数
代理店に頼んでいるなら、手数料も足してから割ります。
出た額を、①で出した2本の線(問い合わせ1件あたりに直したもの)と比べます。
| 実際の1件あたりの費用 | 判断 | 次にやること |
|---|---|---|
| 安全な線より下 | 続ける。増やす候補 | 予算を使い切って止まっているなら、少しずつ増やす |
| 安全な線と上限の線のあいだ | 続けながら直す | 来店回数を記録しつつ、キーワード・広告文・ページを直して下げる |
| 上限の線より上 | 直す。見込みがなければやめる | キーワード・広告文・サイトを直す。それでも下がらなければ止める |
上限の線をまだ出せない店は、安全な線より上なら「直す」のほうに入れます。
予算を使い切ることが多く、まだクリックを増やせそうなキャンペーンには、Google 広告の画面に「推奨予算」が出ます。
ただし推奨予算がとても高いときは、そのまま採用せず慎重に決めるよう、Google 自身が注意しています。
増やすのは、1件あたりの費用が線の内側に収まったことを確かめてから。
やめる線を先に決めておけば、試すのにいくらまで使うかが、始める前に分かります。
実例:群馬県太田市の接骨院の場合

目安と実際のずれは、WHiTE Focus が運用を担当した群馬県太田市の接骨院(Cuora接骨院)の数字に表れています。
もともと、紹介に頼った集客に限界を感じていた接骨院です。
問い合わせ1件あたりに直すと、次のとおりです。
問い合わせが7件のとき 60,000円 ÷ 7件 ≒ 8,600円
問い合わせが5件のとき 60,000円 ÷ 5件 = 12,000円
問い合わせ1件あたり約8,600〜12,000円(事例ページの数字からの計算値)
シミュレーターの整体院の目安(4,000〜7,000円)より、高い額です。
業種の目安と、自分の店の実際はずれます。
だから最初の数週間で自分の店の数字を取り、①の線と比べてから予算を決め直します。
読むときに気をつけたい点が2つあります。
- ROAS 250%は、広告費に対する売上の割合|利益ではなく売上で計算した数字で、代理店の手数料は入っていません
- 8,600〜12,000円は、問い合わせ1件あたり|来店した人数は事例に載っていないので、お客様1人あたりの費用は、これと同じか、それより高くなります
この接骨院では、配信する地域を太田市から半径15km圏内に絞り、「太田市 整体」「産後 骨盤矯正」のように地域と症状を組み合わせた語を選んでいます。
「予算面でも無理をせず、自社の状況に合わせて柔軟に調整できるのはありがたいポイントでした。」
金額は配信するエリアやキーワード、業種によって変わるため、ひとつの目安として見てください。
成果も、地域や競合の状況によって変わります。
どんな設定で配信し、どう変わったのかを知りたい方は、事例のページも読んでみてください。

自分で運用するか、代理店に頼むか

予算が決まっても、誰が運用するかで毎月出ていく合計は変わります。
自分で運用する場合
自分で運用すれば、手数料は0円です。
そのかわり、アカウントの作成、キーワードと広告文の設定、問い合わせを数える測定の設定、毎日の数字の確認を、自分でやることになります。
本業の合間に、これを続けられるかどうかが分かれ目です。
代理店に頼む場合
代理店に頼むと、広告費とは別に手数料がかかります。
手数料の決め方は代理店によって違い、広告費の何%か、毎月決まった額か、などがあります。
毎月決まった額の手数料は、広告費が少ないほど、広告費に対する割合が大きくなります。
元が取れるかどうかは、広告費と手数料を足して問い合わせの件数で割った額が、①の線に収まるかで見ます。
自分でやる時間が取れないなら頼む、時間が取れて手数料のぶんを広告費に回したいなら自分でやる、という分け方もできます。
契約の前に確かめること
頼む場合は、契約の前に次の点を確かめておきます。
少額から試したい店にとっては、広告費の下限と契約期間の縛りが特に効いてきます。
小さく試して合わないと分かったときに、すぐ止められるかどうかが変わるからです。
代理店を比べている方は、選ぶときの基準も先に読んでみてください。

頼んだあと何をしてもらえるのかを、費用の構造から知りたい方はこちらも参考にしてください。

少ない予算で無駄を出さない5つのポイント

予算の額が同じでも、使い方で1件あたりの費用は変わります。
少ない予算ほど、1回のクリックを無駄にしない工夫が効いてきます。
1. 小さく試して、自分の店の数字を取る
④のとおり、目安の額でいきなり大きく始めず、実際の問い合わせ1件あたりの費用を取ってから額を決めます。
2. 来店に近いキーワードに絞る
同じ「整体」でも、「整体とは」と調べる人と「太田市 整体」と調べる人では、目的が違います。
「整体とは」は調べものの途中であることが多く、「太田市 整体」は近くで行ける店を探している人が使うことが多い語です。
地域名と業種、症状やメニューを組み合わせた語に絞ると、店に来られる人の検索にお金を回しやすくなります。
先ほどの接骨院で選んだ語も、この形です。
3. 除外キーワードで、関係ない検索に出さない
広告は、設定した語に近い別の検索で出ることがあります。
たとえば整体の広告が「整体 求人」「整体 資格」の検索で押されると、お客様にならない人の分まで払うことになります。
除外キーワードに入れた語の検索では、広告が出なくなります。
どんな語で広告が出たかは、Google 広告の「検索語句」のレポートで確かめられます。
始めてからの数週間は、検索語句のレポートを見て、関係ない語を除外キーワードに足していきます。
4. 広告文と、広告から開くページの中身をそろえる
広告を押して開いたページに、広告で見た話が見当たらないと、そのまま戻られてしまうことがあります。
たとえば広告文で「駐車場あり」とうたったのに、開いたページに駐車場の案内がない、という形です。
Google は、広告から開くページの品質も品質スコアの目安に入れていて、一般的に、広告の品質が高いほど1クリックの値段は低くなると説明しています。
広告とページの中身をそろえることは、その品質を上げる手がかりの1つになりえます。
5. リピートを増やして、1人に払える額を上げる
1件あたりの費用を下げるほかに、もう1つの手があります。
①の上限の線(1回の利益 × 平均の来店回数)は、来店回数が増えれば上がります。
払える額のほうが上がれば、1件あたりの費用が同じでも、残る利益が増えます。
来店回数を増やす手は、たとえば次のようなものです。
- 来店のあとのフォロー(LINE での連絡など)
- 回数券やコースの用意
- 次の予約を、来店したその場で取る
来店回数を記録しておけば、上限の線もあとから見直せます。
まとめ
- 店舗の広告の予算は、月3〜10万円から始めるところが多い(目安)。1日に直すと約1,000〜3,300円
- 毎月出ていくのは、広告費+消費税(10%)+頼むなら手数料。見積もりは合計で比べる
- 1人に払える額は2本の線で持つ。安全な線は1回目の利益、上限の線は1回の利益 × 平均の来店回数。ちょうど同じ額は「とんとん」
- 予算は「払える額 → 商圏の検索 → 1件あたりの目安 × 目標件数」で出す。目標は5〜10件から。目安は幅の両端を①の線と比べる
- 少額で数週間試し、実際の1件あたりの費用で続ける・増やす・やめるを決める。業種の目安と実際はずれる
相場は入口にすぎず、予算を決めるのは自分の店の数字です。
まずは①の「1人に払える額」を、今の店の数字で出してみてください。
よくある質問
リスティング広告とは何ですか?
Google などで検索したときに、検索した語に合わせて出る広告で、表示されただけでは料金がかからず、クリックされた分だけ払う仕組みです。仕組みや費用の基本から押さえたい方は、こちらの記事を読んでみてください。

リスティング広告の1クリックあたりの単価はいくらですか?
決まった値段はありません。手動で入札する場合は、広告を出す側が1クリックに払う上限を決め、オークションで実際の額が決まります。実際に払う額は、ほとんどの場合その上限より安くなります。業種やエリア、競合の強さで変わり、一般的に、広告の品質が高いほど下がります。自分の地域でのおおよその額は、キーワード プランナーで地域を絞り、「ページ上部に掲載された広告の入札単価」の低額帯・高額帯や、推定平均クリック単価を見ると目安がつかめます。入札単価の幅は払う額そのものではなく、データが少ない語では表示されないこともあります。
リスティング広告は最低いくらから始められますか?
Google 広告の予算は、自分の判断で決める額で、いつでも変えられます。推奨予算より低い予算でも広告は表示されますが、キーワードに合うすべての検索に出るわけではありません。前払い(振込・コンビニ・Pay-easy)で入金する場合、1回の入金の最低額は1,000円です。これは入金の下限で、広告費の下限ではありません。額を決めるときは、この記事の4つのステップで自分の店の数字から出してみてください。
リスティング広告の費用に消費税はかかりますか?
かかります。Google の説明では、日本では Google 広告の売り上げに10%の消費税がかかり、会社の住所が日本国内にある Google 広告アカウントが対象です。たとえば広告費が月3万円なら、消費税を入れて33,000円です。代理店に頼む場合は、手数料が税込みか税別かも見積もりで確かめてください。
月1万円くらいの予算でも、やる意味はありますか?
始めることはできます。ただ、予算が少ないほどクリックも問い合わせも少なくなり、続けるかを決める数字がそろうまでに時間がかかります。少ない額で試すなら、それで結論を出すのではなく、自分の店の1件あたりの費用を取る最初の一歩と考えてください。WHiTE Focus のお試し検索広告は、広告費1万円からを1〜2週間で使い、最小限の検証をする形です(1か月ではありません)。うまくいく形が固まるまでは、2〜6週間を見ておくのが現実的です。
費用対効果はどうやって測りますか?
まず、広告から何件の問い合わせが来たかを数えます。サイトに測定用のタグを入れると、問い合わせの件数や、どの広告から来た人かが分かります。広告費(頼んでいれば手数料も)を問い合わせの件数で割ると、1件あたりの費用が出ます。そのうえで、問い合わせのうち何人が来店したかを店の記録で数え、1人あたりの費用が「1人に払える額」に収まっているかを見ます。ROAS(広告費に対する売上の割合)で見る場合は、売上で計算した数字で、利益や手数料は入っていない点に気をつけてください。
リスティング広告の運用代行をしてくれる業者は?
広告代理店のほか、地域の店舗に絞って運用しているところもあります。選ぶときは、手数料の計算方法、月の広告費の下限、最低契約期間、広告アカウントの持ち主が自分の店になるかを確かめてください。WHiTE Focus は、群馬県近郊40km圏内の店舗に特化してリスティング広告を運用しています。
自分の店の数字がまだそろわない、商圏の検索の見方が分からない、というところで止まったら、相談しながら決める方法もあります。
- WHiTE Focus は、群馬県近郊40km圏内の店舗に特化してリスティング広告を運用しています
- 初めての方向けのお試し検索広告は、運用期間1〜2週間、広告費1万円から+手数料6,000円です(広告費は手数料とは別にかかります)
- 消費税の扱いを含めた合計は、相談のときに見積もりで確かめてください
- 成果が出る見込みがなければ、続けないことをこちらからおすすめします

